HoYoverseは2025年11月21日、最新プロジェクト『Varsapura（ヴァルサプラ）』を正式発表した。
本作はUnreal Engine 5 を採用したリアル志向のアクションゲームで、これまでの同社タイトルとは大きく異なるフォトリアルな都市空間と心理スリラー要素 を組み合わせた作品として注目を集めている。併せて約31分におよぶゲームプレイ映像も公開され、世界中のプレイヤーから大きな関心が寄せられている。
Varsapura – 31 Minutes Gameplay Demo | HoYoverse
「雨の都市」を舞台にした新作アクション
『Varsapura』というタイトルは、サンスクリット語の Varṣa（雨）＋pura（都市） に由来し、“雨の都市”を意味する。公開された映像では、現代的なビル群や濡れたアスファルトが印象的な都市を舞台として、キャラクターが探索や戦闘を行う様子が確認できた。
主人公はSEAL（Shadow Emergency Alliance）の一員
物語は、影のような超常現象「マインドロット（Mindrot）」を調査し対処する組織 SEAL に所属する主人公を中心に描かれる。マインドロットは人間の精神に干渉する危険な存在であり、都市の各地で発生する“認知の歪み”や不可解な事件の原因とされている。
映像では、主人公が街中や廃墟を調査しながら、異形の影と戦う場面も多く見られた。
武器は「ビニール傘」！？──HoYoverseらしいセンス
武器として印象的なのが、主人公が携えるビニール傘 だ。
傘を振る、突く、投げるといった物理的攻撃に加え、水しぶきのようなエフェクトを伴う超常的なアクションも可能で、シンプルながらスタイリッシュな戦闘が展開される。ステルスで敵に忍び寄る、キャラクターを切り替えて連携攻撃するといった要素も存在するようだ。
“観察者によって外見が変わる”という心理ギミック
『Varsapura』の大きな特徴として、プレイヤー（観察者）の認知に応じてキャラクターの外見が変化するという不思議な現象「Cognosea（コグノシーア）干渉」が設定されている。
これはゲーム内世界における心理的・精神的な不安定さを可視化する仕掛けであり、プレイヤーの体験そのものがストーリーに影響する可能性を示している。
本作のジャンルとゲームプレイ
- ジャンル：アクション × 超常スリラー × 都市オープンワールド
- 視点：三人称視点
- 移動要素：徒歩に加え、車での移動も確認
- 探索：オフィスビルや市街地を調査
- 戦闘：超常存在とのバトル、ステルス、キャラ切り替え、傘による多様な攻撃
- 雰囲気：陰鬱で現実的な都市描写、心理的ホラー感のある演出
HoYoverse作品としては、アニメ調ではないリアル基調のビジュアルと陰鬱なトーンが新鮮だ。
リリース時期・対応プラットフォーム
現時点でリリース日や対応プラットフォームは正式発表されていない。
しかし映像にはPC版らしきUIが確認でき、SteamやEpic Games StoreなどのPC配信が予想される。
さらに、同社の他タイトルでの実績を踏まえると、コンソールやモバイル展開も期待できるでしょう。
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